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HEALTH & BEAUTY TOPICS
ヘルスアンドビューティートピックス
Topics Vol.1
5大栄養素の一つ『ミネラル』とその役割
もくじ
  1. ミネラルとは五大栄養素の一つであり、カラダの中で作ることができません
  2. ミネラルの役割
  3. 必須ミネラルと微量ミネラル
  4. 弊社のフルボ酸「ヒューミクル®」に含まれる70種類近いミネラル
1.ミネラルとは五大栄養素の一つであり、カラダの中で作ることができません。

ヒトが生きていく上で必要な栄養素のことを「五大栄養素」と呼び、それは『炭水化物』『脂質』『タンパク質』『ビタミン』『ミネラル』に分類されます。炭水化物は米、タンパク質は肉などの食品に含まれており、ミネラルは野菜や果物などに含まれています。

人間のカラダを作る五大栄養素はどれも「元素」からできており、人体に存在する元素は約60種類あります。
炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミンは、主に酸素(O)、炭素(C)、水素(H)、窒素(N)の四種類の元素から成り、この4種類が体重の96%を占めます。O、C、H、N以外の4%の元素が無機質または栄養学的にはミネラルと呼ばれます。

ミネラルの中でも、水などに溶かしたときに、そのミネラルがプラスあるいはマイナスの電荷を持ったイオンとして存在するものを「電解質」と呼びます。電解質にはナトリウム(Na+)、カリウム(K+)、カルシウム(Ca2+)、マグネシウム(Mg2+)、塩素(Cl-)などがあります。

ミネラルはカラダの中で作ることができないため、野菜や果物などの食品、またはサプリメントから摂取する必要があります。
食事のバランスに関して『一日30品目を摂ることが望ましい』とする指針が厚生労働省により1985年に示されましたが、今ではこの指針は廃止されています。

品目数は多い方が良いですがあまり正確な数にこだわらず、自分のカラダの状態や運動量などを考慮し、五大栄養素をしっかり摂ることが大切です。新鮮な旬の食材をバランスよく摂る食生活が望ましいと言えるでしょう。
2.ミネラルの役割

ミネラルは体重のたったの4%と割合は少ないですが、体を作り、体のあらゆる機能を調節するために必要な栄養素です。ミネラルはよく「エンジンオイル」に例えられますが、車のボディがしっかりしていても、燃料が満タンでも、エンジンオイルが足りなくなっていたり、古くなっていたりすると、車は思うように走りません。ヒトのカラダも同じであり、ミネラル不足のカラダはスムーズに働くことができません。

ミネラルが極端に不足している状態は欠乏症と呼ばれ、偏食傾向が強い方は特に水溶性のビタミンとミネラルが不足状態にあると言われています。

ミネラルには大きく分けて二つの大切な役割があります。体を構成する役割を果たす栄養素を構成素」と呼び、カラダの機能を調節する栄養素を調整素」と呼びます。ミネラルは「構成素」と「調節素」の両方に含まれます。(補足:エネルギーの素となる糖質、脂質、タンパク質は「熱量素」と呼びます。)
構成素 カラダを構成する役割
タンパク質、脂質と共に、ミネラルは
  • 筋肉
  • 血液
  • 皮膚など
あらゆる細胞・組織を作るために必要です。
調節素 カラダの機能を調節する役割
ミネラルは
  • 体液量の調節
  • 酸・アルカリのバランスの調節
  • 筋肉や神経の働きの調節
  • 代謝の調節
などに必要です。
カラダの中で行われている生化学反応(細胞を作ることや細胞の働きを調節することを含めた、カラダが生きていくために必要な生体内で起こる化学反応) は酵素と呼ばれるたんぱく質がコントロールしています。カラダの中に酵素は膨大な種類が存在しますが、酵素が機能するためにミネラルが必須であるものがあります。(補酵素と呼ばれる役割を果たすミネラルと、補因子と呼ばれる役割を果たすミネラルがありますが、いずれも酵素の働きにとってなくてはならないものです。)

例えば、過酸化水素消去酵素やスーパーオキサイド消去酵素(SOD)は体内で抗酸化作用を発揮する重要な酵素です。これらの酵素は、亜鉛、銅、マンガン、セレニウム、鉄などのミネラルがないと活性酸素を除去する抗酸化力を発揮できません。つまり、ミネラルが不足していると、カラダは活性酸素によるダメージを自らの力で修復していくことが困難になり、老化や病気につながていってしまいます。
3.必須ミネラルと微量ミネラル

人体にとって必須性が明らかにされているミネラルを「必須ミネラル」といい、16種類が定められています。 そのうち、一日の摂取量がおよそ100mg以上のミネラルが「主要ミネラル」と定義され (7種)、 一日の摂取量がおそよ100mg以下のミネラルが「微量ミネラル」と定義されています。(9種)
主要ミネラル(7種)の主な働き
電解質であるナトリウムは体内ミネラル全体の約2%を占めます。ナトリウムは主に細胞の外側にあり、調節素として大切な役割を果たします。
  • 体内の水分バランスの調整
  • 細胞内の浸透圧の調整
  • 体液のpHの調整
  • 筋肉の刺激を鎮める働き など
電解質であるカリウムは体内ミネラル全体の約5%を占めます。カリウムは主に細胞の中の液体(細胞質)に含まれており、調節素として大切な役割を果たします。
  • 体内の水分バランスの調整
  • 細胞内の浸透圧の調整
  • 体液のpHの調整
  • 神経筋作用の調整 など
電解質である塩素はミネラル全体の3%を占めます。調節素として大切な役割を果たします。
  • 体内の電気化学的調整
  • 補酵素としての働き など

また、塩素は胃酸(塩酸:HCl)を作るための材料として必須のミネラルです。
カルシウムは体内のミネラルの約39%を占める主要なミネラルであり、そのうち90%は骨と歯を構成する構成素として存在し、10%はカラダの機能を調整する調整素として存在しています。
  • 筋肉の収縮
  • 血液の凝固
  • 脳のシナプスにおける神経伝達物質の放出
  • ホルモンや酵素の生産 など、その役割は大変重要です。
体内のマグネシウム全体の約60~65%は骨に、約27%は筋肉に貯蓄されています。
  • タンパク質生成のためのエネルギー供給
  • 筋肉の収縮の調節
  • 神経の興奮の調節 などに関わっています。
筋肉の収縮を調整する時、カルシウムとカリウムは拮抗するように働きます。カルシウムは筋肉の収縮を刺激し、マグネシウムは収縮を緩めます。
リンは体内のミネラル全体の22%を占め、カルシウムの次に多いミネラルです。カルシウムと共に、リンは骨と歯を構成する構成素です(リン酸カルシウムという化合物として存在しています)。また、リンはDNAなどを構成するミネラルでもあります。また、多くのタンパク質がリンを分子構造の中に含みます。

リンはATP産生を始めとする、代謝のプロセスに関わっており、ほぼ全ての代謝系がリンを必要としていると言っても過言ではありません。カラダの代謝機能の調整にはリンが必要不可欠です。
硫黄は複数のアミノ酸(メチオニン、システイン、シスチンなど)を構成する重要な元素です。タンパク質はアミノ酸から作られているため、これらのアミノ酸を含む多くのタンパク質をカラダが作るために硫黄は必須です。ヘパリンなどの炭水化物や、ビタミンB1やビオチンにも硫黄が含まれています。酸化してしまった体内物質を還元する作用のあるグルタチオンというポリペプチドも硫黄を含みます。このように、カラダの中で重要な役割を果たす成分の多くに硫黄が構成素として含まれています。
微量ミネラル(9種)の主な働き
鉄は、血液中で酸素を運ぶたんぱく質であるヘモグロビンや、筋肉に酸素を貯蔵するためのタンパク質であるミオグロビンなどに含まれる構成素です。ミネラルである鉄が不足すると、ヘモグロビンの作られる量が減ってしまい、鉄欠乏貧血などが起こりやすくなります。
亜鉛は多くの「金属タンパク質」と呼ばれるたんぱく質に含まれており、この金属タンパク質の多くが酵素としてカラダの機能を調節しています。亜鉛は金属タンパク質の構造の安定を保つ他、RNAの一部に組み込まれ、細胞分裂や核酸(DNA)の代謝に関わります。新しい細胞を作り出すために亜鉛は必要なミネラルなのです。

亜鉛不足が起きると、味覚障害、脱毛、皮膚炎、男性機能の低下などが起きることが分かっており、多くの生体機能を維持するために亜鉛が必要であることが分かります。
亜鉛同様、銅もまた多くの「金属タンパク質」に含まれており、酵素の働きにとって必須の役割を果たします。例えば、コラーゲンやエラスチンというタンパク質から血管や皮膚組織を作ることに関わる酵素にとって銅は必須です。お肌の弾力を保つためにも大変重要なコラーゲンやエラスチンですが、銅が欠乏すると血管が弱くなり、深刻な銅欠乏症が原因で大動脈の破裂が起こる病気などが知られています。
コバルトはビタミンB12の構成成分であり、ビタミンB12にキレートされています。コバルトの欠乏はビタミンB12の不足に繋がり、深刻な症状としては赤芽球性の悪性貧血,成長遅延,末梢神経障害などが起こることが分かています。コバルトは、甲状腺ホルモンの生産にとって必要なミネラルです。
クロムは糖の代謝に深く関わるミネラルです。クロムは耐糖因子(Glucose Tolerance Factor, GTF)という物質の構成成分で、耐糖因子はインシュリン感受性を高めるなどの作用があります。糖尿病の患者などの血糖値のコントロールに一定の役割を果たしているということが報告されています。ただし、サプリメントなどによるクロムの添加によって糖尿病が改善するか否かに関しては専門家の間でも議論の対象となっています。
ヨウ素は甲状腺ホルモンを構成する重要なミネラルです。甲状腺ホルモンは消化、心拍、体温、発汗、神経、生殖機能など多くの生体機能を調節する重要なホルモンです。
モリブデンも複数の金属タンパク質の構成元素です。尿酸を作るのに必要なキサンチンオキシダーゼ、アルコールの代謝に必要なアルデヒドオキシダーゼ、また亜硫酸イオンの解毒に必要な亜硫酸オキシダーゼなどに含まれます。
セレンは、赤血球中に存在する活性酸素を消去する酵素「グルタチオンペルオキシダーゼ」の構成元素です。この酵素には脂質の酸化を還元するという重要な抗酸化物質としての役割があります。セレンはまた、細胞を作る脂質二重層の酸化ダメージからカラダを守ります。また、セレンはカラダの抗がんメカニズムに関わっているという報告があります。
マンガンは糖代謝や脂質の代謝を行う酵素を活性化させたり、酵素を構成するミネラルであり、マンガンの欠乏はインシュリンの分泌は糖代謝に異常をきたすことがあるとされています。また、マンガンはスーパーオキシドジムスターゼ(SOD)を構成するミネラルであり、体内の抗酸化作用に大きく関わっています。
4.弊社のフルボ酸「ヒューミクル®」に含まれる70種類近いミネラル

ヒューミクル®は70種類近い、植物由来のミネラルをバランスよく含有した天然のフルボ酸です。
ヒューミクル®はそのキレート効果により無機ミネラルを溶かして、人・動物・植物など、様々な生体が吸収できるよう有機酸のなかに取り込みます。取り込まれた70種類近い微量元素は吸収率の高いイオン化したミネラルとなります。
ヒューミクル®ブランドサイト
ヒューミクル®
参考文献

「コンパクト基礎栄養学」 近藤雅雄、松崎宏志 朝倉書店 (2003)
「栄養代謝額」 金行孝雄 理工図書
「微量元素とサプリメント」西牟田守 Biomed Res Trace Elements 15(3) 243-247 (2004)
「Dead Doctors Don’t Lie」Dr. J. D. Wallach & Dr. Ma Lan, Wellness Publications LLC. (1999)
「キレートミネラルから植物栄養素まで 栄養学療法とサプリメント」 浅間郁太郎 株式会社四海書房 (1997)
公益財団法人日本薬学会 http://www.pharm.or.jp/
”Chromium does not belong in the diabetes treatment arsenal: Current evidence and future perspectives” World J Diabetes. 2014 Apr 15; 5(2): 160?164.
”Effect of manganese deficiency on insulin secretion and carbohydrate homeostasis in rats.” J Nutr. 1984 Aug;114(8):1438-46.